
グローブ座セミナー(後期)
講師 演出家 ナンシー・メックラー
第 7 回 11月26日 14:20〜15:30
於:パナソニック・グローブ座 参加者 100名
第 8 回 12月 1日 14:20〜15:00
於:愛知芸術劇場 参加者 20名
第 9 回 12月 4日 13:00〜14:00
於:大阪MIDシアター 参加者 20名
第 10回 12月 8日 16:20〜17:20
於:横浜ランドマークホール 参加者 45名
「シェイクスピア演劇の演技論及び演出意図」
−シェアード・エクスペリエンス・シアター公演:「テンペスト」演出において−
シェイクスピア作品の中で「テンペスト」ほど色々な億測を集めた作品は他にありません。当時の観客にとって、植民地主義というテーマが作品全体を吹き抜け、すべての瞬間瞬間に染みわたっているように見えます。
一方、この作品はシェイクスピアの演劇人生への決別としてとらえることも出来ます。この作品は彼が死ぬ5年前の47才の時に書いた最後の作品だからです。
そこから見れば、プロスペローの島は心の中の国で、実在の場所ではなくなります。この複雑な作品には無数のアプローチがあるのです。
私はプロスペローの娘ミランダを物語の触媒と考えました。彼女が永遠に子供の体と心を持ちつづけていたなら、人々の心の中の嵐(テンペスト)は起こる必要がなかったのです。
「テンペスト」は自分の人生を再確認し、娘を外の世界に放してやろうとするプロスペローの試みなのです。
ナンシー・メックラーさんは、通訳を通しながら、又時には俳優を交えながら、参加者に分かりやすくかみくだいた形で自分の演出意図や俳優の演技論を熱っぽく展開し、語り続けました。
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